Kitchen LAB&BAR/キッチンが俺の研究所であり、バルである

~料理に少しのサイエンスを、キッチンにクリエイティブを、そして嫁に褒められるメシを作りたい〜

タマネギに含まれる硫化アリルが血糖値を下げてくれる

Taco Time

日本人に最も多い糖尿病には健康な食事が欠かせない

日本人に今最も多い生活習慣病である糖尿病。成人男性は3人に1人、成人女性は4人に一人が患者もしくはその予備軍だと言われています。


糖尿病は血糖値が明らかに高い状態である病気。発症したら完治せず、様々な合併症をもたらす怖い病気です。摂取した栄養がちゃんとしたエネルギーに変わらないことが原因で発症し、食べ過ぎや飲み過ぎ、運動の足りない人、ストレスの多い人がかかりやすい病気と言われています。


自覚がないうちに病気が進行していることが多いのが糖尿病。正常な血糖値の目安は、空腹時で110mg/dl未満、食後2時間で140mg/dl未満と言われています。どちらの値も3000mg/dlを超えないと、「喉が渇いて、水をがぶ飲みする」「トイレが近い」「体がいつもダルイ」という自覚症状が出てこないため、気づいたら悪化していたということが多いのです。


もちろん、発症して改善することも大切です。しかし、血糖値が空腹時で126mg/dl以上、食後2時間で200mg/dl以上で糖尿病が疑われますので、そこまで上がらないうちに予防することもとても重要なのです。


糖尿病は、肥満の人がなりやすいというのはよく知られていたこと。肥満を予防することが、糖尿病予防にもつながるのです。


これらの予防には、やはり適度な運動と適切な食事を心がけ生活習慣を改善することが重要になってきます。


運動をしないと筋肉は落ち、基礎代謝が減ってしまいます。筋肉をつけるために、激しい運動をする必要はありません。外に出るときに、今よりも少し速めに歩いてみるなどちょっとした心がけの継続が必要です。


食事では糖尿病を防ぐために、食べ過ぎないことと栄養バランスに気を使わなくてはいけません。
甘いものや油が多いものを食べ過ぎないことはもちろん、薄味の料理を食べることや、決まった時間に食事をすることなどにも注意するとよいでしょう。

タマネギに含まれる硫化アリルが糖尿病にも効く

では、なぜ酢タマネギは糖尿病に効果があるのでしょうか。それは、タマネギに含まれるイソアリインなどの硫化アリルが細胞を活性化させて、血糖値を下げる働きをするホルモンであるインスリンの作用を高めてくれるからです。インスリンがきちんと作用することで、体細胞の代謝を高め、糖をエネルギーになるようにきちんと変換してくれるのです。


酢も食事中に摂ることで、食後の血糖値の急上昇を抑制させる効果があります。酢の主な成分である酢酸は、体内でクエン酸に変わります。このクエン酸が、「クエン酸サイクル」という糖質からエネルギーを作り出す働きを円滑にし、代謝を助けているのです。

血糖値を下げるために酢タマネギとビタミンB群や食物繊維が豊富な食材を食べよう

それでは、酢タマネギ以外にはどんな食材が血糖値を下げる効果があるのでしょうか。


まず、ビタミンB群。糖がエネルギーに変わるときに必要なビタミンB1は、豚肉に多く含まれています。ビタミンB2は、脂質の代謝を促進します。この成分は、レバーやハツといった内蔵系や納豆、卵から多く摂取することができるのです。


レバーには、タンパク質の代謝に不可欠なビタミンB6も多いのです。ビタミンB6はレバー以外にも、マグロやカツオなどにも同様に多く含まれます。


そして、食物繊維も大切になってきます。水分に溶けやすい水溶性食物繊維は、ワカメや昆布などの海藻類やゴボウ、納豆を食べることで摂取できます。