糖質オフダイエットはメタボにも効果的
糖質オフによるダイエットに成功すればメタボリックシンドロームのリスクが下げられます。
メタボとは、肥満が原因となって全身の代謝が乱れた状態。動脈硬化の危険度が上がり、心臓病や脳卒中が誘因されます。厚生労働省の調査では、日本の成人男性の2人に1人、成人女性の6人に1人はメタボが強く疑われるか、その予備軍です。
メタボの引き金となるのは、お腹の中に詰まった内臓脂肪、皮下に蓄積する皮下脂肪と歯異なり、消化器官の間に蓄積した体脂肪です。へその高さで測る腹囲が男性で85cm、女性で90cmを超えると内臓脂肪が溜まり過ぎた内臓脂肪型肥満の疑いがあり、血圧や血糖値などのデータが基準を満たすと、医師によってメタボと診断されます。
内臓脂肪はアディポサイトカインというホルモンが分泌される
内蔵脂肪の蓄積がメタボを招く理由は、脂肪細胞が分泌されるホルモンにあります。
脂肪細胞は体脂肪を溜める単なるタンクではなく、全身の代謝を左右するホルモンを分泌しています。これはアディポサイトカインと言われています。
アディポサイトカインには善玉と悪玉がいます。善玉の代表格はアディポネクチン。インスリンの効き目を上げて、抗酸化作用で動脈硬化を防いでくれます。
一方の悪玉にもいくつかの種類があります。まず目を向けたいのはTNF-α。インスリンの効き目を邪魔するインスリン抵抗性の原因物質です。太っているインスリン抵抗性が起こるのは、このTNF-αの仕業です。
他にも血圧を上げるアンジオテンシン、血栓を作りやすいPAI―1などがあります。
糖質オフダイエットから内臓脂肪が減りやすい
太ってな内臓脂肪が肥大化すると周囲の毛細血管が圧迫されて善玉の分泌が減り、かわりに悪玉の分泌が増えます。これがメタボのきっかけとなるのです。女性ホルモンは日化しB脳に体脂肪を誘発しやすいため、女性ホルモンが少ない男性は内臓脂肪が溜まりやすいので注意。
女性でも45歳から55歳で閉経を迎えると女性ホルモンが減ってしまい、男性と同じように内臓脂肪の蓄積が進みます。
皮下脂肪と比べて、内臓脂肪はダイエットや運動で減りやすいことが分かっています。そこから皮下脂肪をなかなか下せない定期預金、内臓脂肪はいつでも下せる普通預金にたとえられます。
糖質オフを始めると普通預金の内臓脂肪から先に減り、メタボの予防と改善につながります。