Kitchen LAB&BAR/キッチンが俺の研究所であり、バルである

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糖質オフダイエットで抗酸化作用のあるβ-ヒドロキシ酪酸を増やす

緑黄色野菜の抗酸化作用

糖質オフダイエットをすることで生活習慣病を予防できる抗酸化物質を生成する

癌や動脈硬化といった生活習慣病や老化の根本原因のひとつに酸化があります。

糖質オフで生じるケトン体の一種、β-ヒドロキシ酪酸にはこの酸化を防ぐ抗酸化作用があり、生活習慣病の予防とアンチエイジングに広く威力を発揮してくれます。

そもそも酸化とはたいどのような反応なのでしょうか。

人が呼吸で摂り入れている酸素のうち、1~2%は反応性が高い活性酸素になります。活性酸素がほかの物質を損傷させる過程が酸化です。活性酸素はスーパーオキシド、過酸化水素、ヒドロキシルラジカルと連鎖的に発生しており、中でもヒドロキシルラジカルは100万分の1秒と寿命はごく短いものの、スーパーオキシド数十倍という強力な酸化力を持っています。

活性酸素は免疫細胞が異物を排除するときの武器として使われるなど、有益な部分もありますが、増えすぎると人体にダメージを与えます。動脈硬化の引き金になるのは活性酸素によるコレステロールの酸化では活性酸素によるコレステロールの酸化ですし、活性酸素がDNAを傷つけると遺伝子の異常による癌化が起こります。


脂質(脂肪酸)をミトコンドリアでエネルギーに変えるときには酸素が必要であり、このため活性酸素の多くはミトコンドリアで発生しています。活性酸素による傘下の害を防ぐためには、人間には抗酸化作用を持つ酵素が備わっています。

主なのには、スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)、カタラーゼ、グルタチオン、ペルオキシダーゼなどがあり、ミトコンドリアを中心として全身に分泌しています。

抗酸化酵素は加齢とともに失われる、糖質オフダイエットに緑黄色野菜をプラス

これらの抗酸化酵素の活性は加齢とともに右肩下がりになり、それが生活習慣病や老化の誘因となっています。ケトン体の一種であるβ-ヒドロキシ酪酸はこうした抗酸化酵素の活性を揚げることで酸化を防いでいます。

具体的にはSODとカタラーゼの活性を上げるのです。実際、マウスにβ-ヒドロキシ酪酸とパラコートという酸化剤を注入したプラセボ群と比べて、β-ヒドロキシ酪酸を注入した群では酸化が優位に抑制されることが分かっています。


このほか、β-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールといった栄養素にも抗酸化作用があります。糖質オフと合わせて、これらの栄養素を含んでいる緑黄色野菜などの摂取を増やすことも欠かせないのです。