Kitchen LAB&BAR/キッチンが俺の研究所であり、バルである

~料理に少しのサイエンスを、キッチンにクリエイティブを、そして嫁に褒められるメシを作りたい〜

豚肉ですき焼きを食べてもいいじゃない。

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すき焼きはまずい肉を美味しく食べるための知恵だった

すき焼きは漢字で書くと、"鋤焼き"。鋤とは、土を掘り起こす農具のことです。土を掘る部分は、平らで幅広い形をしている金属製。そこに木製の柄が付いています。今でいうスコップに似ているものです。

江戸時代に、この鋤の金属部分を鍋の代わりにして肉を焼いて食べた、これがすき焼きの名前の由来だと一説では言われています。ちょっと細かいことを言うようですが、僕はこの話を真実ではないと考えているですけどね。まぁそれはいいとして、いずれにせよ、元々は品のある料理ではなかったのでしょうね。


今は、すき焼きというと御馳走で、サシの入った高級牛肉を使い、甘辛い割り下と呼ばれるタレで食べますね。

しかし、この食べ方に2つの点で疑問を感じます。

昔は、あまり良質な肉を使っていなかったから、調味料の力で食べる必要があったのでではないでしょうか。つまり、甘辛いタレは肉に旨味がなかったから必要だったので、肉自体が美味しいときはすき焼きにするのはもったいないと思うのです。


良いお肉を使っているならば、さっと焼いて大根おろしと醤油をかける、こんな風に僕ならば食べたいですね。肉を焼いた後に割り下を入れ、鍋に残った肉の旨味を絡め、その旨味で野菜を食べたいなぁ、と思います。

もう1点は、そもそも牛肉は霜降り肉ではなくても良いということです。元々は高級料理ではかったわけですし、すき焼きには鉄板で焼くことを言っているのですから。それであるならスーパーの特売の豚肉や鶏肉を使ってもOKなわけです。

すき焼き一つで話を大きくし過ぎてしまいましたが、要は、料理に「こうした方が良い」という決まりきった考えはないと僕は思うのです。このブログのテーマが自由に料理をする、自分が食べたいように食べる、ですからね。

豚肉のすき焼きも美味しいですからね。

豚肉のすき焼き風あっさり煮

材料(2人分)

豚バラ薄切り肉・・・200g
絹ごし焼き豆腐・・・1丁(300g)
糸こんにゃく・・・・100g
しめじ・・・・・・・・1パック
白菜・・・・・・・・1/6カット
ネギ・・・・・・・・1/2本
卵・・・・・・・・・2個
水・・・・・・・・・300ml
しょう油・・・・・・60ml
酒・・・・・・・・・60ml
砂糖・・・・・・・・小さじ3
こしょう・・・・・・適量

作り方

1.材料を切る

・豚肉は10cmぐらいの長さに整える
・豆腐は6等分ぐらいに切る
・しめじは石づきを切り落してほぐす
・ネギを1cm幅で斜め切りする

2豚肉を茹でる


鍋に水を入れて沸騰させて、豚肉を茹でる。菜箸でほぐしながらふり洗いし、表面が白くなったらザルにあげて水にさらす。水気を取ることを忘れずに。


この豚のゆで汁は捨てない方がいいですよ。豚の甘味が出ていますからね。

3.具材を煮立てる

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フライパンの上に豚肉以外の具材を並べて、2の豚のゆで汁を入れて火にかけます。ここでしょう油、酒、砂糖を加えて煮立てます。火は強火でいいですよ。ゆで汁が少し多く感じると思いますので、グラグラ煮立てて水をちょっとずつ蒸発させます。その時間を利用して食材に味を浸透させていきます。


完全に他の食材に火が通ったところで豚肉を後から投入します。豚肉を後から入れずに最初から入れていると豚肉が固くなってしまいますからね。薄い豚肉は火が通りすぎるので、面倒でも分けて茹でた方が美味しくいただけます。

4.実食


豚肉に出汁の色が付き始めたらお皿に盛り付けて完成です。すき焼き風なので、生卵を一つ乗せてもいい感じです。僕はちょっとピリッとした食感も欲しいので黒コショウをパッと振りかけます。簡単調理+安い小間切れ肉でも十分美味しいですよ。

砂糖小さじ3杯でも十分に甘く感じてしまいましたね。豚のゆで汁からの甘味も良く出てたんですかね。

今半 すき焼割下 木樽醤油仕込 360ml

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